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アジの泳がせ釣り、
大物を狙う道具

サビキで釣ったアジに針を付けて、そのまま海へ泳がせる。アジを追ってきたスズキや青物が食いつくのを待つ、シンプルで夢のある釣りです。手元にある道具で、最初の一式をまとめました。

・ 文 Childダディ

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先に結論:この組み合わせで始められます

ロッド
シーバスロッド(リバティクラブ シーバス)。アジを遠くへ投げられて、大物の引きにも耐えられる長さと強さがあります
リール
中型のスピニング(21 ネクサーブ)。太めのナイロンラインを巻いておけるもの
ライン
ナイロンのメインライン(TG ピースマスター 磯 ビヨンド)+フロロのリーダー。アジを自然に泳がせ、擦れにも備えます
仕掛け
サルカン・針(カン付チヌ)・ナスおもりの組み合わせ。結ぶだけの簡単な仕掛けです
アジを活かす
水汲みバケツとエアーポンプ。エサのアジが元気かどうかで、釣果が大きく変わります
取り込み
タモ(ランディングネット)。大物ほど足元で逃しやすいので、ここは省かずに

ロッド・リール・ラインは、ヤエン釣りと同じ組み合わせで兼用しています。ヤエンの道具がある人は、仕掛けを替えるだけで始められます。

泳がせ釣りってどんな釣り?

泳がせ釣りは、生きた小魚をエサにして、それを食べに来る大きな魚を釣る方法です。山口の堤防でいちばん手に入りやすいエサの小魚がアジ。サビキ釣りで釣ったアジをそのまま使えるので、家族でサビキをしながら、横で1本だけ泳がせの竿を出しておく、という楽しみ方もできます。

基本の流れは、アジの背中や鼻に針を掛ける → 竿を投げて、オモリでアジを狙いたい深さに留める → 竿を置いて待つ、の3つ。アジが大きな魚に追われると、竿先がガタガタと暴れたり、ラインが急に走り出したりします。そこで少し待って、しっかり飲み込ませてから合わせるのがこの釣りの醍醐味です。

泳がせの竿を置いて待つときは、竿が海へ引き込まれないよう、ドラグ(糸が出る強さ)をゆるめにしておくか、竿を手すりや竿立てにしっかり固定してください。大物は前ぶれなく一気に走ります。

メジャーの上に置いたスズキ
11月の夜、アジの泳がせで釣れたスズキ(2022年・山口の日本海側の堤防)。

山口のどこで、いつ狙う?

泳がせ釣りは、エサのアジが釣れる場所でそのまま始められるのが強みです。まずはサビキでアジが釣れている堤防を探し、その周りで潮が動く場所や、足元が深くなっている場所に泳がせの仕掛けを入れます。アジの群れがいる場所には、それを狙う大きな魚も寄ってきやすくなります。

時期は6月ごろから秋まで。泳がせにちょうどいいサイズのアジがそろい、アジがいれば11月に入っても楽しめます。とくに秋は、スズキや青物がエサを追って岸に近づきやすい季節です。時間帯は朝夕のまずめや、常夜灯のある堤防の夜が狙い目です。出かける前に、風と波も確かめてください。

メジャーの上に置いたキジハタ
アジの泳がせに食ってきたキジハタ。小さかったのでリリースしました。

※ エサのアジを釣る道具は、家族で行く堤防サビキの記事にまとめています。

ロッドとリール:アジを投げて、大物の引きに耐える

泳がせの竿は、アジを付けた重い仕掛けを投げられて、大きな魚が掛かっても折れない強さが要ります。専用の竿もありますが、手元で使っているのはダイワのリバティクラブ シーバス。ほどよい長さと強さがあり、ヤエン釣りと兼用しています。

リールはシマノの21 ネクサーブ。中型のスピニングで、太めのナイロンラインを巻いておけます。価格が手ごろで、海で気兼ねなく使える1台です。

ライン:ナイロン+フロロのリーダー

メインラインはナイロン。ほどよく伸びるので、アジが泳ぐ動きをじゃましにくく、大物が食いついたときの急な引きも吸収してくれます。手元にあるのはデュエルのTG ピースマスター 磯 ビヨンドです。

針の近くには、擦れに強いフロロカーボンのリーダーを結びます。大物の歯や体、堤防の角や岩にラインが擦れても切れにくくするためです。バリバスのショックリーダー シーバスを合わせています。

仕掛け:サルカン・針・オモリだけ

仕掛けは、メインラインの先にサルカンを結び、その下にハリス(リーダー)で針を、いちばん下にオモリを付けるだけ。サルカンは糸のよれを防ぐ小さな金具で、イシナダのローリングサルカン 徳用を使っています。針はささめのカン付チヌ。大きめで丈夫なので、アジに掛けても外れにくい針です。

アジを狙いたい深さに沈めるために、ナスおもりを付けます。重さ違いで何個か持っておくと、潮の速さや水深に合わせられます。色付きのフジワラ カラーシンカーも手元にあります。

泳がせ仕掛けの図:道糸ナイロン4号の先にスイベル、肩幅くらいのハリスで針とアジの背掛け、いちばん下にスナップ付きサルカンでナス型オモリ8号
ダディの泳がせ仕掛け(動画「シーバス完全攻略」より)。道糸はナイロン4号、オモリはナス型8号。

アジを活かす道具と、取り込みのタモ

泳がせ釣りでいちばん大事なのは、エサのアジを元気なまま保つことです。弱ったアジは泳がず、大きな魚も見向きしなくなります。釣ったアジは水汲みバケツに海水を入れて移し、エアーポンプで空気を送り続けます。手元にあるのは、ダイワの透明バケツと冨士灯器のパワーポンプです。

大物が掛かったら、最後は柄の長いタモで取り込みます。堤防の上から重い魚を引き抜こうとすると、竿が折れたりラインが切れたりしがちです。枠・網・柄がそろったランディングネットの3点セットを使っています。

白い皿に盛ったシーバスのお刺身
泳がせで釣ったシーバスのお刺身。

動画で見る:ダディの泳がせ釣り

ダディのYouTubeから、泳がせ釣りの回を2本。仕掛けの図や、アジが追われたときの竿の動き、取り込みまでを実際の釣り場で見られます。